佐藤華岳(1884年~1949年)

佐藤華岳(さとう かがく)は、岩手県出身の南宗画家。別名華岳斎。

華岳斎は本名を啓助といい、岩手県大船渡市盛町の小間物雑貨商、佐藤吉蔵の11子中第5番目で、1884年(明治17年)3月に生まれた。

19歳で上京してからの青壮年期は、帝展入選から皇后宮職員買上、各国駐在日本大使館用制作、大正天皇の御前揮毫、日華親善美術家団一員としての出品等々、陽の当たる画壇の道を歩む。

酒を好み、「酔仙酒造」の「酔仙」名付け親としても有名。

当時は気仙郡に因んで「気仙」の名前であったこの地酒をこよなく愛し「酔うて仙境に入るが如し」と讃え、銘柄を「気仙」から「酔仙」へ改めるよう勧めたことが酒名の由来となっている。

<参考サイト>ー酔仙酒造公式HP